
大阪・関西万博で人気を集めた「未来の都市」パビリオン。その中でも、映像に包まれた空間がひときわ目を引いていたのが、カナデビアプレイスでした。シーマは、ブース全体を埋め尽くすフロアLEDや、75インチの大型モニター4台をはじめとする映像音響機器の施工から調整までを担当しました。
カナデビア株式会社は、「技術の力で、人類と自然の調和に挑む」というブランドコンセプトのもと、「環境分野」「機械・インフラ分野」「脱炭素化分野」の3事業を展開する総合エンジニアリング企業です。
カナデビアは、大阪・関西万博において Society 5.0 をテーマにした「未来の都市」パビリオンに、15のアトラクションの一つとしてブースを出展されました。ブースのテーマは、“カナデビアが目指す、人と地球の『幸せな未来』”。人の幸せが地球の幸せになり、人のエナジーが地球のエナジーになる――そんな未来を、映像と鏡を駆使した空間演出で表現しました。


ブースの床には126台のフロアLEDを隙間なく敷き詰め、6.5m×5mの床全面に映像を映し出しました。波や糸のような模様が有機的に動き、来場者を異空間へと誘いました。


このフロアLEDは耐荷重2,000kg/㎡と強靭で、自動車を載せても耐えられる設計。今回は使用しませんでしたが、インタラクティブ機能による動的演出も可能です。
フロアLEDレンタルページ:https://www.cima-net.co.jp/rental/led-display/ledindoor/14280
ブースの中心にそびえ立っていたのは「世界樹(World tree)」。現在と未来、サイバー(仮想)とフィジカル(現実)、人と地球とテクノロジーという概念を融合させる象徴です。その幹部分の四方にはインタラクティブな映像が映し出され、カナデビアの事業の核である「資源循環」を、来場者が操作しながら体感できました。

4台のミラーサイネージでは、「資源ごみで、クルマとまちを動かそう」「生ごみで、まちを支えよう」「紙ごみで、ひこうきを飛ばそう」「いろんなごみで、社会を動かそう」という4つのストーリーを楽しめます。このサイネージには、75インチ液晶モニター(TH-75SQE2J)4台を縦向きに配置し、等身大サイズで迫力ある映像体験を実現しました。


株式会社シーマ
技術制作本部 野瀬 翔太
今回フロアLEDを設置するにあたり課題となったのが、LEDキャビネット間の段差レベル、隙間調整です。126台のLEDキャビネットを連結していく作業では、1台ずつ基準のレベルまで高さを合わせ、段差が生まれないよう細心の注意を払いました。
万博という多くの来場者が予想される中、少しの隙間や段差がつまずきや転倒といった事故につながる可能性があると考え、キャビネット1台ごとに細部までこだわり調整を行い、凹凸のないビジョン設置を実現しました。完成したビジョンは隙間なく床一面に広がり、天井と壁の鏡に反射した映像はブース全体の魅力を引き出す大きな役割を果たしていたと感じます。
工事期間から大きなトラブル無く万博終了まで迎えることができたのは、他部署のみなさま含め多くの方々の協力があってのことです。
今後も今回の経験を活かし、より高い技術力を身につけられるよう努力していきたいと思います。
大阪・関西万博︓https://www.expo2025.or.jp/
「未来の都市」パビリオン︓https://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/city/
カナデビア株式会社 大阪・関西万博特設サイト︓https://www.kanadevia.com/expo2025/