アフリカ大陸最西端の国の過去・現在・未来を映像で紹介 〜大阪・関西万博/セネガルパビリオン〜

大阪・関西万博のセネガルパビリオンは、アフリカの玄関口としてのセネガルが持つ豊かな歴史や観光資源、美しい風景、そして多彩な投資機会と出会える空間です。シーマは、セネガルの魅力を映像で伝えるため、映像音響機器の設計から施工、調整までを担当しました。
 
 

映像が伝える、知られざるアフリカ・セネガルの姿

アフリカ大陸最西端に位置するセネガル共和国は、かつて欧州諸国の交易拠点として歴史を刻み、その中で多くの人々が過酷な労働を目的に大西洋を越えて連れ出されるという時代を経験しました。首都ダカールは、フランス領西アフリカの中心都市として発展し、「世界一過酷なラリー」として知られるダカール・ラリーのゴール地点だった場所としても有名です。
そんなセネガルは、今まさに新たな魅力を持つ国へと進化を遂げつつあります。

セネガルパビリオンでは、「持続可能で公平な開発のために人々を結ぶ交差点」をテーマに、主要産業の現状や2050年に向けた国家の開発目標、さらにはアフリカ初開催となる「2026年ダカールユースオリンピック」など、未来に向かうセネガルの姿を紹介しています。
館内では映像を通じて、まだ知られざるセネガルの多様な表情が来館者にわかりやすく伝えられています。

大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会
大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会

 
 

説明パネルと映像のコンビネーションでわかりやすく伝える

エントランスを抜けた通路では、現在のセネガルがどんな国なのか、どんな産業が盛んで、今後どのように発展していくのかを、4面の映像によって伝えています。
ここで使用しているのは、エプソン社製のレーザープロジェクター「EB-PU1007B」。短焦点レンズを使用しているため、来場者の影がスクリーンに映り込みにくい設計になっています。

大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会
大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会
大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会

 
 

6台のプロジェクターで構成した大型映像

通路を折り返すと、2026年ダカールユースオリンピックの紹介パネル、工芸品や服飾、雑貨など、セネガルの特産品が展示されたコーナーが広がります。

その奥に現れるのが、高さ約6.7m、幅8.7mの大型映像。エプソン社製のレーザープロジェクター「EB-PU2213B」を6台使用することで、大画面で迫力ある映像表現を実現しました。ここでは、世界で最初に登録された世界遺産のひとつである「ゴレ島」を紹介する約2分のコンテンツが放映されています。

大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会
大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会
大阪・関西万博,施工,JAPAN CRAFT EXPO,日本工芸産地博覧会

シーマでは、最適な機器選定と技術の向上に日々取り組み、さまざまな業界や空間で効果的な映像演出をご活用いただけるよう、レンタル・販売の両面でお客様のニーズにお応えいたします。おかげさまで大阪・関西万博においても、多くのパビリオン様よりご用命を賜りました。映像機材の設計・施工・レンタルをご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。
 
お問合せフォーム︓https://www.cima-net.co.jp/contact
 
 

担当者の声

株式会社シーマ
技術制作本部 松本 貴

営業・設計・元請会社・協力会社の皆様のご協力のおかげで、安全に施工を終えることができ、万博開催まで大きなトラブルなく迎えることができました。

設置作業では、高所作業車を使用しての施工や、天井が高い空間で来場者の目線に合わせて映像を投影するため、吊り位置から大きく下げて設置するなど、細かな調整が必要でした。元請会社や内装屋と打ち合わせを重ねて、設置作業を滞りなく終えることができました。
特に、6台のプロジェクターを使って1面の大画面を構成するコーナーでは、高所での角度調整が難しく、確実性と精度を重視して作業を進めました。来場者にとって見やすく、美しく映るように、細部までこだわって仕上げています。

映像音響機器にはそれぞれの魅せ方と面白さがあるので、今後もどの機器でも魅力的な映像演出ができるよう、技術力を磨いていきたいと思います。
 
 

関連情報

大阪・関西万博︓https://www.expo2025.or.jp/

 
 
 

関連事例

Translate »