大阪・関西万博 関西パビリオン「兵庫県ゾーン」では、歴史文化、豊かな自然、先端技術、そして地域の人々の暮らしや未来への挑戦など、兵庫県の多彩な魅力を伝える展示が展開されています。シーマは、幅約10mのシアター「HYOGO ミライバス」におけるプロジェクター施工をはじめ、映像音響機器のシステム設計から施工まで一貫して担当。さらに、「ひょうごコネクトゲート」を通じて兵庫県立美術館とつなぐ双方向映像ネットワークの構築も行いました。
関西パビリオンは、「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9府県が合同出展しています。その中で兵庫県のゾーンは「ひょうごフィールドパビリオン」と名付けられ、兵庫のSDGsへの取り組みを体験し学ぶことで、地域の持続可能性を高めることを目的としています。
「震災からの創造的復興」「人と環境にやさしい循環型農業」「豊かな大地と海に育まれた食材」「挑戦を繰り返してきた地場産業」「郷土の自然と暮らしの中で受け継がれてきた芸術文化」など多彩なテーマを通して、持続可能な社会の実現に向けた貴重なヒントとして世界に発信されています。
ひょうごフィールドパビリオン︓https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/exhibition/pavilion/
エントランスを入るとまず目に飛び込むのが、左手に設置された赤いドア「ひょうごコネクトゲート」。ドアの内部では兵庫県の絶景が上映されており、さらに兵庫県立美術館のギャラリーと双方向で交流できる仕掛けとなっています。シーマはこの「ひょうごコネクトゲート」の施工と双方向映像ネットワークの構築を担当し、低遅延かつセキュアな双方向通信を実現しました。
ひょうご EXPO TERMINAL(兵庫県立美術館ギャラリー)事例ページ︓https://www.cima-net.co.jp/case-study/system/17854
最大60人が収容できるメインホール「HYOGO ミライバス」は、時空を縦横無尽に飛び回るような臨場感あふれるシアターです。兵庫が「続け」「乗り越えて」きた地域の営みを、約10分間の映像で紹介します。シーマは、12,000lmのプロジェクターを2台設置し、鑑賞者を包み込む幅約10mの曲面大型映像を実現しました。
兵庫県ゾーン内の各コーナーには、目的に応じたモニターを設置しました。
エントランスには案内映像を表示する縦型の55インチスタンドモニターを、シアター入口上部には上映スケジュールを案内する55インチモニターを設置。さらに、突き当たりの壁面には、公募映像「ひょうごの宝探しプロジェクト」で入賞した3分間の動画作品を上映する65インチモニターを設置するなど、各コーナーの映像展示を支えています。
シーマでは、さまざまな業界や空間において効果的な映像演出を実現する映像音響機器を幅広く取り揃えています。双方向映像通信システムをはじめとするネットワーク関連の技術力も当社の強みです。さらに、導入後もトラブルなく安定してご利用いただけるよう保守・メンテナンスにも対応しております。まずはお気軽にご相談ください。
お問合せフォーム︓https://www.cima-net.co.jp/contact
株式会社シーマ
技術制作本部 フィールドエンジニアグループ 平井 雄野
大阪・関西万博では、関西パビリオンにおける3県の施工に携わらせていただきました。
施工時には多種多様な課題に向き合いながら進めることとなりましたが、日々発生する様々な課題に対し対策や検討を行い一つずつ解決していくことで、無事に竣工を迎えることができました。
今回の経験を通じて、日頃から関係者の皆様や自社の先輩方と率直に協議・相談できる関係を築いておくことの大切さを改めて実感いたしました。元請け会社様をはじめ、他社業者様、協力会社様と連携しながら課題を乗り越えられたことは、本当に良い経験だったと思います。私自身にとっても、大きく成長できた機会だったと感じています。
大阪・関西万博︓https://www.expo2025.or.jp/
ひょうごフィールドパビリオン︓https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/exhibition/museum/
兵庫県立美術館︓https://www.artm.pref.hyogo.jp/