日本を代表するクリエイティブカンパニーである株式会社ネイキッド様が、今年も夏のイベントを京都各地で展開しました。その一つである「NAKED夏まつり2023 世界遺産・二条城」。ハイライト演出である「プロジェクションマッピング花火大会」や、「ハイパーおめん」「ハイパー千本引き」といった参加体験型コーナーにおいて、当社はプロジェクター設置や調整を担いました。
　


NAKED夏まつり2023 世界遺産・二条城
2023年7月21日～8月20日
　
　

約75mの石垣に4台のプロジェクターで投射し1枚の映像に

今回ネイキッド様が企画された「プロジェクションマッピング花火大会」は、万華鏡をモチーフに作られた約3分半の花火映像を、京都最大級規模となる幅約75ｍもの石垣に投射するもの。4台のプロジェクターはネイキッド様の持ち込み機材でしたが、設置と調整は当社に委ねられました。
　


　
　

最大の問題は、4台の投射映像をズレなく繋げていくこと

約900インチの映像4枚を、繋ぎ目が解らないようブレンディングするには、熟練した調整技術力が必要となり、幅約75mにわたる広範囲な水平画角と、ブレンディング幅を均等に調整することが求められました。そのうえ日没後の限られた時間の中で調整を行うことになります。
　

　
今回は投影面に対して、高い位置から斜めに投射しました。その分補正値が大きく、映像の16:9比率を合わせながらのブレンディングが必要でした。それぞれのブレンディング部分を正面から見て最終調整を行い、どこから見ても全く繋ぎ目のない超ワイド映像を実現しました。

明るさとスピードが求められる
「ハイパーおめん」と「ハイパー千本引き」

台所前庭では、伝統とデジタル技術を駆使した参加体験型コーナーが展開されました。
「ハイパーおめん」は、カメラの前に立つと顔がスキャンされて「おめん」に変身する、デジタルで楽しめるお面屋さんです。
　

「ハイパー千本引き」は、リアルの紐を選んで引くと、映像で花火や二条城にまつわる動物などが現れる、 デジタルとアナログが融合したくじ引き。

　
6,600lmプロジェクターを設置し、前面の壁いっぱいに映し出すよう調整を行いました。今回はプロジェクターの設置場所から壁までの距離が近かったため、超短焦点レンズを用いることで、輝度や投射距離の課題を解決しました。

お客様の声

株式会社ネイキッド
テクニカル　ご担当者様

シーマさんに依頼した理由は、長年お付き合いをしてきて信頼していることや、プロジェクターの手配が可能で、配線まわりやハード補正まで一括してお任せできる点です。

シーマさんは機材設置、配線と通線チェックやハード補正なども非常に丁寧で、安心してお任せできました。現場をお任せしたスタッフさんは明るい方が多く、いい雰囲気で進められた印象があります。会期中の台風によるトラブルにも柔軟に対応していただきました。また機会がありましたらお願いしたいと考えております。
　
　

今回のシステム図と活躍した映像機器

※：シーマレンタル機材

WUX6600Z
LCOS プロジェクター

NTN91000B
DLP®プロジェクター

　
当社は、機材選定から設置、調整に運用、さらに問題解決に導くためのサポートを日々行っております。イベントのご要望はお気軽にご相談ください。
　
お問合せフォーム︓https://www.cima-net.co.jp/contact
　
　

関連情報

プロジェクションマッピング事例
丸岡城×ネイキッド ヒカリ結び：https://www.cima-net.co.jp/case-study/system/10435
姫路城夜桜会 和傘幻想 華灯り：https://www.cima-net.co.jp/case-study/event/10500
興國高等学校文化祭：https://www.cima-net.co.jp/case-study/event/9818
OSAKA光のルネサンス2019：https://www.cima-net.co.jp/case-study/event/6990
その他事例一覧：https://www.cima-net.co.jp/case-study/mapping

株式会社ネイキッド様 公式ホームページ
NAKED夏まつり2023 世界遺産・二条城︓https://event.naked.works/nijojo/summer/