デジタル信号

2020年10月04日(日)

デジタル信号の特徴

Dsubコネクタの形状
Dsubコネクタの形状

アナログ信号は電圧で伝送している為、ノイズや減衰が伝送路に乗ってしまうとモニターに表示される
映像も乱れますが、デジタル信号の場合はデータで伝送しているのでノイズや減衰によってゼロかイチ
かの判別が出来なくなれば映像は映りませんし、判別が出来ていればこれらによって映像自体にノイズ
が乗ることもありません。

デジタル信号におけるキーワード

HDCP…High-bandwidth Digital Content Protection systemの略で著作権保護信号のことです。
この信号が含まれている映像に関しては、HDCP対応の機器でないと表示・再生が出来ません。

EDID…Extended Display Identification Dataの略で送信機と表示器の間で行う確認信号のことです。

例えば、パソコンとモニターを接続すると自動的に全画面表示になるというような動作は、この信号により行
われています。

デジタルケーブル

1.SDIケーブル

Serial Digital Interfaceの略で、非圧縮デジタル映像とデジタル音声をBNCコネクタと同軸ケーブル1本で伝送することが出来ます。現状SDIにはSD-SDI、HD-SDI、3G-SDIがあります。

Dsubコネクタの形状

2.DVIケーブル

Digital Visual Interfaceの略で、無圧縮デジタル映像の伝送が可能。デジタル/アナログ対応のDVI-I、
デジタル専用のDVI-Dがあり、またシングルリンクとデュアルリンクが存在します。デュアルとは簡単に言うと、
シングルが2本セットになったものです。

Dsubコネクタの形状

3.HDMIケーブル

High Definition Multimedia Interfaceの略で、非圧縮のデジタル映像と音声、
制御信号を1本のケーブルで伝送可能。現在では3Dの信号に対応した
HDMIケーブルもあります。

Dsubコネクタの形状

光伝送の特性

光ケーブルは、映像、音声、インターネットなど様々な信号の伝送が可能です。
映像の分野では業務用ハイビジョンカメラ本体からスイッチャーまでの伝送など中継業務で使用されており、
電気的ノイズも乗らないことから重宝されています。

Dsubコネクタの形状

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